
ミャンマー地震緊急支援活動のご報告とお礼
今年3月、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の大規模な地震が発生し、マンダレー地域を中心に甚大な被害をもたらしました。CWS Japanは、アジア防災・災害対応ネットワーク(ADRRN)のパートナーであるMERCY Malaysiaによる緊急支援活動に対し、皆様からお預かりした寄付金による金銭的支援を実施いたしました。
地震発生から72時間以内に、MERCY Malaysiaは迅速に緊急対応チームをマンダレーに派遣し、以下の人道支援活動を展開しました。実施した活動内容は、移動診療所の運営(1,754名に医療ケア提供)、カウセ総合病院内に医療ポイント設置(1,170件の医療相談を実施)、高血圧、糖尿病、筋骨格系疾患などの慢性疾患の治療、メンタルヘルス支援、及び抗生物質等の医薬品の提供が実施されました。また、水・衛生要因・食料・仮設住居用防災シートや蚊帳などの物資が1,081世帯に供与されました。
カウセ・タウンシップをはじめとする被災地では、多くの家屋が全壊または一部損壊し、住民は避難生活を余儀なくされています。特に女性や子どもたちは、不安定な天候や治安上のリスクにさらされながら、屋外での生活を強いられている状況です。MERCY Malaysiaの医療チームは、外傷関連の傷害、感染症、慢性疾患、母子保健、心理的サポートなど、包括的な医療サービスを提供し、被災者の尊厳を回復する取り組みを続けています。
CWS Japanからの支援金は、MERCY Malaysiaの現地活動に活用され、多くの被災者の命と健康を守る活動に直接貢献しています。被災地では今も、緊急期を脱した後も継続的な医療・心理社会的支援が必要とされています。MERCY Malaysiaは、短期的な支援にとどまらず、ミャンマーの医療体制の強化と地域社会の長期的な復興に向けた取り組みを継続しています。
今後も、CWS Japanは災害の影響を受けた地域の人々に寄り添い、ADRRNパートナー団体と連携しながら、効果的な支援活動を継続してまいります。引き続きのご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
CWS Japan一同
アジア防災・災害対応ネットワーク(ADRRN):https://www.adrrn.net/
MERCY Malaysia:https://mercy.org.my/
<活動の様子>





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