人道支援とは、紛争や自然災害などで社会基盤が崩れ、人としての生活が損なわれている人々が、援助を受けて尊厳ある生活を営み、その苦痛を軽減させるための活動です。
援助を必要としている人は、多くの場合、声を上げることができません。そこで行われる支援活動は、時に弱い人々に対する権力となり、苦痛を軽減しようとする意図と反して、さらに苦しみを与えてしまう危うさを持っています。
1940年代以降、ルワンダ大虐殺などで起きたことを教訓として、世界の多くの人道支援を行う団体は、その行動規範・指針を作成するようになりました。
少なくとも70以上あるとされる国際基準(2012年12月JSIによる調査)をリードする主に3つの基準について、CWSはアジア全体で積極的に活動に取り入れ、他団体へ促進する研修やワークショップなどの活動を行っています。
これらを、Quality and Accountability [支援の質と責任ある行動]への取り組みと呼んでいますが、これらに共通する考え方として、支援を受ける人の視点を重視する点があります。