09 2月
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【お知らせ】トルコ地震における緊急支援基金の立ち上げ

▶ トルコ地震緊急支援に寄付する

(米国本部のCWS Globalウェブサイトにいきます) ◀

トルコ現地時間2023年2月6日早朝、トルコ南東部を震源とするマグニチュード7.7の地震が襲いました。この地震は、1939年以来、トルコで記録された最も大きな地震です[1]。同日午後にはマグニチュード7.5を記録する余震も発生し、その後少なくとも317回の余震が発生したと報告されています[2]。本地震の被害や影響を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。

<写真©GOPA-DERD/ACT Alliance

同国の震源地に近い都市Gaziantepとその周辺地域のみならず、隣国シリア側にも大きな被害が生じていると報告されています。2月8日時点で、懸命な救助作業が現地で続いていますが、すでにトルコ・シリア両国合わせて12,000人近くの死者と55,000人以上の負傷者が出ており[3]、数百人の人々が冬の寒さの中で瓦礫の下敷きになっていると報告され、死傷者の数は今後、増え続けると予想されます[4]。さらにシリアでは、2011年から内戦が続いており、トルコ側にも多くのシリア難民が避難しています。トルコ国境に近い北部は反政府勢力の支配地域が多いため、被害の実態把握や支援の遅れが生じることが懸念されています。

被災地域では、緊急医療サービス、医薬品、プライバシーと安全を確保するためのテント、食料や衛生的な水、生活必需品購入のための現金、瓦礫撤去のための重機などの非常に多くの支援が必要になると予想されています[5]

こうした状況を踏まえ、米国本部のCWS Globalにてトルコ地震に対する緊急支援基金を立ち上げました。当基金を通じて集められた皆さまからのご寄付は、本災害の緊急支援に出動している現地の支援団体をサポートするため、ACT Allianceまたはそのパートナー団体に送られます。

また、ヨーロッパに拠点をもつCWSチームとCWSも加盟しているACT Allianceのメンバーは、そのネットワークを活かして現地の人々とともに、必要とされる支援を迅速に届けられるように、被災地において情報収集活動をしています。同じく、CWS Japanが実行委員会の一員である国際的な防災ネットワークASIAN DISASTER REDUCTION AND RESPONSE NETWORK(ADRRN)内でも迅速な対応を進められており、ADRRNのメンバーであるMercy Malaysiaは、現地に医療チームを派遣しています。

ご寄付は米国本部のCWS Globalのウェブサイトよりお手続きをお願いいたします。