Rebuilding & Becoming More Resilient: Lessons from two years of working together in Central Sulawesiを発行しました
「Rebuilding & Becoming More Resilient: Lessons from two years of working together in Central Sulawesi」を発行しました。
2018年9月28日、インドネシア・スラウェシ島で地震及び津波が発生しました。少なくとも5,356人が亡くなり、現在も667人が行方不明となっています。約70,000の家屋が被害を受けたと報告されており、211,000以上の人々が避難を余儀なくされました。当レポートでは、当災害による被害を受けた人々に対しCWSが支援を実施してきた2年間の教訓がまとめられています。
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CWS Indonesiaは、国内外の人道支援機関との調整を行い、現地のNGOと連携しながら、シギ及びドンガラ県の23村を中心にコミュニティと人々に寄り添い、支援を行ってきました。現在もその支援は続いています。
本文には、CWS Japanとの協働で実施した仮設建設事業、トイレ建設事業及び衛生啓発事業に関する教訓も記載されています。
トイレ建設事業では、裨益者に対し建設資材購入を目的としたキャッシュ配布を行い、資材調達は裨益者によって行うこととしました。そして、技能労働者を含めた複数人で構成される裨益者のワーキンググループを形成し、そのグループごとにトイレ建設が進められました。この手法により、裨益者が規格の範囲内で資材を現地から入手可能なものに変えたり、(色や窓の位置などの)デザインを裨益者の暮らし方や好みによって変えたりすることができました。これによって、成果物に対する裨益者の強いオーナーシップが醸成されただけでなく、裨益者が近辺の建材商店を利用したことで、地元経済への裨益、復興に寄与することができました。
上記のほかにも、様々な事業での取組が記載されています。全文英語となっていますが、一人でも多くの方に読んでいただけたら幸いです。