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8月, 2019
ミャンマー / 水害常襲地における住民参加によるコミュニティ生活道路改善事業
2019年4月より一年間、日本国際協力財団から助成いただき、ミャンマー・エーヤワディー管区マウビン・タウンシップ内の2村において、CWS Myanmarとの協働によりコミュニティ生活道路改善プロジェクトが始まりました。同地域では、過去3年間、乳幼児のための栄養改善プロジェクトを行っていましたが、近年の気候変動の影響を受け、毎年洪水が常襲するようになり、私達の支援活動(家庭菜園や養鶏)に悪影響を及ぼしていました。そこで、CWS Myanmarの支援によって、村の防災委員会により防災アクションプランが作られ、その中で、雨期に冠水して歩行困難になる生活道路を修復する提案が出されました。
そこで、同じエーヤワディー管区内で道路整備事業を行っているNPO法人道普請人から技術協力を受け、住民参加による生活道路改善プロジェクトを開始することになりました。このプロジェクトでは、建設業者に委託し、重機を使った工事は行っていません。裨益者である地域住民自身がニーズを感じ、ボランティアで労働力を提供し、資機材や作業員の管理まで行っています。そうすることによって、将来的に地域で維持管理を行っていくことを目指しています。
同地域の生活道路を改善することによって、他地域への移動が容易になることによる経済効果だけでなく、子ども達が安全に通学し、また災害発生時に介助が必要な住民がより迅速に安全な場所へ避難することができることを目指しています。