29 8月
  • By CWS JAPAN
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パキスタンの大学にて新教科ワークショップを開きました!

8月15日から18日まで、パキスタン・ラホールにてプンジャブ大学、ペシャワール大学、シンド大学などの先生方へ向けたワークショップを行いました。これらはパキスタンを代表する大学ですが、この度NGOマネージメントコース及び防災に関する教科を設けるとの事で、教え方をNGOの観点からファシリテートして欲しいとの要請でした。今まで社会福祉に関する教科はあっても、NGOマネージメントや防災に関する教科は存在せず、昨今の増え続ける人道ニーズに対応する為にNGO界で活躍できる人材を輩出すべきとの大学側の判断があったようです。

人道・防災分野では最近「Localization」という言葉が良く使われます。簡単に言うと、現地の人たちのリーダーシップを尊重し、国際社会はそれを後押しすべき、という事ですが、今まで国際社会主導で行われてきた国際的な緊急支援・防災支援の枠組みがそう簡単に変わるものではありません。また、現地のリーダーシップと一言で言っても、やはり最後は「人」であり、リーダーを継続的に育む環境づくりが必要です。

人材育成という観点でとても重要な役目を大学は担っており、今後のパキスタンのNGOリーダーを輩出していくのも提供される教育の質によると言っても過言ではないでしょう。10年後、30年後を見据えた大学機関とのパートナーシップを今後更に強化出来ればと思います。