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2月, 2022
アフガニスタン・緊急越冬支援を開始しました
2021年8月15日には首都カブールがタリバンに包囲され、ガニ大統領が国外退避し事実上崩壊したアフガニスタン・イスラム共和国政府は、紛争の継続、自然災害、貧困の拡大により、過去最悪かつ複雑な人道危機の中におり、これにより100万人以上の人々が新たに長期にわたる避難生活を強いられています。
本格化した冬の時期、これらの国内避難民の生活環境はより過酷になり食糧危機の深刻化など、生命を脅かす危険性が高まっています。対象地域のラグマン県では、Integrated Food Security Phase Classification (IPC)によると同地域は命と生活を守るために緊急な行動が必要とされる極めて深刻な状況を示すフェーズ4(緊急事態)に分類されています[1]。
以上の状況に対し、CWS Japanは現地のパートナー団体と連携し、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受け、緊急支援を開始しています。本事業では、現金を配布することで、人道危機の影響を受ける人々による栄養価の高い食料へのアクセスを向上し、厳しい天候から身を守るための物資を得て、いのちを守ることを目指しています。
今後、SNSやニュースレターでも活動の様子を報告してまいりますので、どうぞ温かいご支援の程よろしくお願いいたします。
[1] IPC, IPC, IPC ACUTE FOOD INSECURITY ANALYSIS September 2021 – March 2022 Issued in October 2021, Oct 2021 ,p.14