26 6月
  • By CWS JAPAN
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【ベトナム / チエムホア県災害レジリエンス向上事業】災害リスク・オンライン研修を実施しました

CWS Japanは今年よりベトナム北部の山岳地帯にて防災事業に取り組んでおり、洪水・土砂災害被害が多発するトゥエンクアン省チエムホア県において、地方政府のリスクアセスメント並びにコミュニティの自主防災計画策定支援の能力強化を通じて、地域の包括的な災害対応能力を向上させることを目指しています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により、当団体スタッフの出張は自粛している状況ですが、ベトナム側は1月の早い段階から渡航制限等を行った事で、感染状況は落ち着いており、Face to Faceのワークショップも許可されるほどになりました。よって、現地側は集合ワークショップの形態を取り、日本側の講師陣はオンラインで参加する研修スタイルを試しています。

第一回目は6月8・9日に実施し、災害イメージの共有、リスクの特定、災害種の定義やメカニズム、リスク評価手法の紹介、等高線マップによる地形判読等を研修しました。天然資源環境省(MONRE)、省農業農村開発局(DARD)、人民委員会、学校教師、タントラオ大学等から約20名が参加し、熱心に災害リスク分析手法について学びました。これらの参加者と共に、しばらくはオンラインでの関わりが続きますが、日本の災害リスク評価手法、警戒区域設定、リスク・コミュニケーション等の教訓を伝え、自分たちが守りたいものを守れる力に繋げていければと考えています。