30 3月
  • By CWS JAPAN
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世界的な新型コロナウイルス感染拡大をうけて ーCWS Japanが大事にしたいこと

まさにグローバルな危機となった新型コロナウイルスの感染拡大に際し、被害にあわれた方々及びそのご家族に心よりお悔やみを申し上げます。また、感染拡大阻止に向け日々奮闘されている皆様に心より敬意を表します。CWS Japanでは引き続き国内外における感染拡大につながらない様に、移動や会議等の自粛を継続し、衛生行動を徹底していきます。

人道危機に対応する団体として、国内外で様々な災害による危機的状況に接して参りましたが、常に思うこと、それは一人ひとりが持っている人間性の素晴らしさ、そして強さです。危機的状況の中では、「何が一番大事なのか」を問われる事が多く、皆が想う「大切な人や、大事なものが大事にできる社会」を我々CWS Japanは目指し、日々活動しています。

度重なる災害や拡大する格差・貧困等により、世界の人道状況は悪化の一途を辿っており、新型コロナウイルスによる経済状況の悪化に伴い、現在苦しんでおられる方々は更に大変な状況へと追い込まれる事が懸念されます。また、新型コロナウイルスの脅威と同時に、その裏で、気候変動による気象災害や害虫被害等、様々なリスクと闘っている人々も今この時点でもたくさん居られます。私たちは必要な支援が必要な時に、必要な人々に届くよう、工夫を重ね、リスク対策をしながら事業を継続して参ります。

そして、この様な状況下だからこそ求められるのは、連帯感であり、皆が持つ人道の心だと思っています。私たちが人道支援の道を志した原点である「人を守りたい」と想う心は、人類皆共通しているものだと信じています。そしてその共通点で繋がる人類は必ずこの危機を乗り越えていきます。

この危機を乗り越えた時、国際的な連帯感が更に高まり、様々な災害リスクで苦しむ方々のレジリエンスが向上し、同様のリスクに将来より力強く対応していける社会になっている事を、CWS Japanは思い描きます。そしてそれに近づくように、自粛の制限下においても今できる事を日々考え、実行していきたいと思います。

最後に、在宅勤務を行う際の多大なサポートをしてくれている各職員のご家族の皆様、感染リスクを常に分析しながらどの様に支援活動が継続できるかを一緒に考えてくれているパートナー団体やご支援者の皆様、社会のインフラを止めないように日々奮闘されている皆様に心より御礼申し上げます。

この危機の収束を心より祈念して。

CWS Japan一同