23 1月
  • By CWS JAPAN
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インドネシア / 中部スラウェシ州の仮設住宅設置事業

2018年9月28日にインドネシアのスラウェシ島で発生したマグニチュード7.5の地震により、州都パル市を中心とした中部スラウェシ州は甚大な被害を受けました。これを受け、CWS Japanは2018年12月からCWS Indonesiaと協力して仮設住宅の建設事業を開始しました。事業期間は4か月間で、パル市に隣接するシギ県及びドンガラ県において自宅が完全に倒壊した200世帯を対象とし、仮設住宅の建設に必要な資材及びトレーニングを提供します。

中部スラウェシ州では、地震により2,000名以上が死亡し、行方不明者も1,000名を超えています。現地では道路や生活インフラなどが段階的に復旧していますが、2018年12月時点で11万人以上が避難生活を送っています。6.7万世帯の住宅が損壊し、そのうち1.5万世帯は自宅が完全に倒壊しています。現地政府の発表によれば、政府、NGO及び国際機関により今後22,784棟の仮設住宅の設置が計画されていますが、資材と土地、技術者、そして資金の不足により計画は遅れています。

本事業では、仮設住宅の建設に必要な資材とトレーニングを提供するだけでなく、住民によるワーキンググループの立ち上げを支援することで、住民がお互いに助け合って住宅を設置できるように配慮しています。この方法により、対象者の選定における納得感を醸成し、地域の理解を得やすくするとともに、設置後も住民が主体となり維持管理ができるようになることを目指します。