01 6月
  • By CWS JAPAN
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中村 清美 様|国土防災技術株式会社国際部事業企画課課長

1. CWS Japanを知ったきっかけはなんですか?

CWS Japanを最初に知ったのは、2015年に仙台で開催された国連防災世界会議に向けた準備会合で一緒なった時でした。私は以前にNGOで働いていたことがあるのですが、防災・減災CSOネットワークを設立する際に、その頃の知人から参加の誘いを受けました。私たちは企業と言う立場ですが、防災という共通のテーマで連携できる可能性を感じて参加しました。そこでCWS Japanと一緒になったことがその後のパートナーシップにつながりました。

2. CWS Japanと連携して良かったことはなんですか?

NGOと一言で言っても、様々な規模や目的、取り組みの仕方がありますが、CWS Japanは自分たちの個々の現場の活動を、しっかりと政策に繋げていこうとしている印象があります。現場での活動だけでなくアドボカシー的な柱がしっかりとしているのがCWS Japanの特徴だと思いました。政府をはじめ政策を作る側と対等なパートナーであろうという姿勢に刺激を受けました。また、CWS Japanはスフィアスタンダードなど国際基準を遵守し、これを尊重した支援を実施していることを知り、私自身もこれを学ぶきっかけになりました。こうしたCWS Japanの姿勢を知ることで、視野を広げることができました。私たちは企業という立場上、どうしてもクライアント(発注者)を意識しながら仕事をしてしまいがちです。しかし、CWS Japanと連携することで、同じ場所にともに立ち、現地の人々と共に、同じ方向を見ながら仕事をするという当たり前のことができていることがいいと思います。

3. 防災支援・緊急人道支援で大切にしている貴社のアプローチや課題を教えてください

以前は、災害の被災者支援というのは、発生した災害後の対応というイメージを持っていました。しかし、弊社に入社し防災に関わるようになったことで、災害による被害というのは、その災害の仕組みを知り、人々が事前に取り組むことによって未然に防ぐことができるということを知りました。こうした防災の取り組みを、現地の人々と良い近い関係にあるNGOと一緒に取り組むことができれば、より多くの人が災害によって命を落としてしまう危険性を軽減し、その被害による苦しみを和らげることができると思います。例えば、災害情報などの知りえたことを知らなかったために命を落とす人をなくしていきたい、と思います。

4. CWS Japanへのアドバイスや今後に期待することはなんですか?

より多くの防災の協働事業を、一緒に創れると嬉しいです。