03 8月
  • By CWS JAPAN
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令和二年7月豪雨被災地支援:熊本県での支援を開始します

日本付近に停滞していた梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響により、2020年7月3日以降、九州をはじめ西日本と東日本の広い範囲で記録的な豪雨をもたらし甚大な被害がでました。

熊本県災害対策本部によると、7月30日時点でこの令和二年7月豪雨による死者数65名が確認されており、住家被害の状況としては全半壊500棟以上、床上浸水が5,500棟以上となっていることが分かっています。

そのなかでも人吉市での被害は、死者数20名、床上浸水3,775棟、避難者数は641名にのぼっています。

被災した病院。人吉市上青井町に位置し、一階部分が浸水。

上記の被災状況をうけて、豪雨災害で被害が大きかった熊本県人吉市を中心に熊本YWCAを通して2カ月間の緊急支援を行うことになりました。

熊本YWCAは、CWS Japanが事務局を担うACT Japan Forumメンバーである日本YWCAの加盟団体であり、2019年に九州を回った際に訪問し、災害発生時の連携協力の可能性について、話し合っていました。そのような顔が見える関係があったこともあり、この度、発災直後から、すぐに連絡し、緊急支援の連携協力について話し合いを進めることができました。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、県外の支援団体・ボランティアの立ち入りを制限しているため、このように地元で動けるパートナー団体がいることを大変心強く思っています。

ACT Japan Forumでは、熊本YWCAを通して以下の支援に必要な資金的・人的協力とコーディネーションを行っていきます:

  1. 被災した地元病院への物資配布と入院患者の緊急避難
  2. 被災した外国人に対する支援物資配布、家屋の清掃等の生活復旧支援
  3. 被災地域住民に対する支援物資配布、家屋の清掃、引っ越し作業、作業資材の供給等の生活復旧支援
  4. 減災型地域福祉社会形成に向けた活動

現地のパートナー団体との連携を通してパートナー団体の運営基盤の強化を図るとともに、普段から現地のコミュニティと顔の見える関係が築かれ、信頼関係が成立している環境を最大限に生かした、きめの細かい支援を後押ししていきたいと考えています。

今後も、引き続き、現地の状況をお伝えするとともに、災害支援の中で生まれるストーリーをお届けしていきます。

 

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