13 9月
  • By CWS JAPAN
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アフガニスタン / 干ばつ緊急支援

アフガニスタンでは2017-18の冬期降雨量の減少により、大規模な干ばつが発生しています。すでに過去5年間にわたる降雨不足により220万人が慢性的な食糧不足に直面していましたが、2018年4月から顕在化した今回の干ばつにより140万人が食糧危機に陥ると予測されています。アフガニスタン政府は緊急事態宣言を発令し、食糧や飼料を配布していますが、対応が追い付かず、一部地域では干ばつによる避難民が発生し始めています。
CWS Japanは、2018年9月からバーミヤン州バーミヤン地域において食糧の確保を目的とするキャッシュ配布を実施しています。同地域は高地でジャガイモの生産に依存していますが、干ばつにより収穫量が激減しており、農家は自家用の食糧確保もままならないため、家財を売るなどして食糧を確保しています。今後、水や食糧が底をつく懸念が高く、一部の農民は土地を捨てて都市に移住していますが、安定した職業を確保することは難しく、長期的な貧困に陥る可能性が高いのです。こうした状況を未然に防ぎ、次の収穫期まで土地に留まれるよう支援することは同国の治安の更なる悪化を阻止するために非常に重要です。